Nintendo Laboから考えるSwitchの未来
みなさんこんにちは
Team仁のneuです
1月18日に公開されたNintendo Switchを使った新しい遊び「Nintendo Labo」
そもそもその前日である17日に
明日18日(木)の朝7時より、Nintendo Switchを活用した「新しいあそび」を、こちらのページで紹介いたします。 https://t.co/RmTNznX0mj
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2018年1月17日
というツイートがありゲーマーは大いに注目。
やれVRの発表だとか、やれNintendo Onlineの最新情報だと騒がれていたが、翌日に発表されたものは予想の斜め上を行くものだった。
そして発表されると今度は、これは売れるとか、いやこれは失敗するとか、値段が高い、安いといった議論が巻き起こり、またIRカメラやHD振動の活用法なども驚きの声が多数上がった。
そんな感じで世間の注目を大いに受けているNintendo Labo。
今回はそこから分かるNintendo Switchの未来を考察してみよう。
あくまで個人の推察という点に留意していただきたい。
Nintendo Laboは成功するのか?
サブタイトル詐欺になってしまって申し訳ないが、このお題について答えは出せない。
というか私がその答えを出すのはナンセンスだろう。
動画から推理すれば現状 Nintendo Laboはメインターゲットを小学生に設定している。
となればこれが売れるかどうかは即ち小学生やそのお母さんが欲しいと思うかどうかだ。
それを親でもなければ小学生ほどの童心を持っているわけでもない私が議論しても仕方ないだろう。
しかし長期的スパンで見れば話は別だ。
例えばレゴブロックなどは一見子どもの玩具に見えるかもしれないが、今や芸術とも呼べる作品が次々と生まれている。
Nintendo Laboがもし今後拡張性の大きいソフト、例えば軽くプログラムが組めるソフトが出れば大人も熱中できるものに様変わりするだろう。
何故ならダンボールを使っているからだ。
ダンボールはスーパーとかで手に入るものでは脆すぎるが、ホームセンターであれば頑丈なものが比較的簡単に手に入る。
またレゴなどと違い、色をつけたり模様をつけたりすることが可能なほか、ダンボール以外のパーツを接着したりはめ込むことも可能だ。
少し本格的な工具を購入することでいかようにもダンボールは変化できる。
つまりダンボールは何かを創造する上で打って付けのアイテムなのだ。
このようなことが可能になったのならば、Nintendo Laboは大人にも請求できるタイトルとなることだろう。
そうなればYoutubeやSNSなどを通しLaboは普及していけるものと考えられる。
Nintendo Switchの小型化は?
Switchの小型版、もしくは据え置き専用版を望む声をたまに目にする。
しかし少なくとも小型版の発売は今後しばらくはないだろう。
小型版Switchが発売されるとすれば当然Joy-Conも小型化、もしくはディスプレイと一体化するだろう。
しかしするとNintendo Laboではめ込むときにズレが生じてしまう。
小型版のターゲット層は体や手が小さい子どもたちだろうが、それはLaboのターゲット層と被ってしまっている。
また据え置き専用版も先ほど述べた通りLaboが大人をもターゲットとするものになるのであれば、同様の理由で暫くは発売されないと思われる。
しかし私はポケモン最新作の発売に合わせてドック無し版の発売はあるのではないかと考えている。
『ドック無しならSwitchのコンセプトと矛盾してしまうじゃないか』と思われるだろう。
しかし一家で複数台、例えば兄弟が一人1つ持っていた場合、2台目以降のドックは無駄になってしまうことが多いのだ。
現在のSwitch本体のセットからドックを抜いた場合
29,980円(本体価格)-8,980円(ドックセット)+2,980円(ACアダプター)=23,980円
と25,000円を切る価格で提供できるのも魅力的だ。
任天堂が一家に一台ではなく一人一台を目指すのであればドック無し版も発売すべきだ。
Nintendo Switchはカジュアル路線に戻る?
Nintendo Laboは現状カジュアル路線のソフトのようであり、今後任天堂がまたwiiの頃のようなカジュアル路線に戻ってしまうんではと危惧しているゲーマーもいるだろう。
しかしそれは無いと考えられる。
任天堂のNintendo Switch総合プロデューサーである小泉歓晃氏は4Gamer.netのインタビューで
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの場合は,「Nintendo Switchは据え置き機クオリティのものを持ち歩ける」ということに驚きを感じていただきたかった。そして,Joy-Conを説明するために「1-2-Switch」を,おすそわけを実践してもらうのにマリオカート8 デラックスを用意しました。そして持ち寄りのローカル対戦の楽しさを伝えるためにスプラトゥーン2も用意しつつ,新規IPも作っていますよということでARMSを出す。そしてタイミングを計ってスーパーマリオ オデッセイを発売し,本格的なRPGが欲しいという方に向けてゼノブレイド2を用意する。
「スーパーマリオ オデッセイ」で行われたさまざまな変革は何を意図したものなのか。小泉歓晃プロデューサーに聞いた - 4Gamer.net
これを見る限り、任天堂は去年のソフトラインナップで、ゲーマーにSwitchには継続して良質なソフトが出続けるということをアピールしている。
さらにはNintendo Labo発表の1週間前にNintendo Direct mini
Nintendo Direct mini 2018.1.11
を公開してLabo発売の前後にもしっかりとソフトが発売されることを宣伝している。
任天堂のカジュアル層以外への宣伝の内容やタイミングを見ると任天堂はSwitchをカジュアル路線に向けようとしてはおらず、どちらの路線も両立させようとしていることが伺える。
Nintendo Laboは驚きに溢れた遊びであることは明白だ。
売上として成功するかというのも気になるが、任天堂が玩具メーカーとしての心を失ってはいないということが分かっただけでも私は満足している。
これから随時公開されていく新情報も気にしつつ、今後のNintendo Switchのソフトラインナップにも注目していきたい。